「建設業のための経営改善バイブル」

著者中西　宏一氏は文学部出身で、

大手商社の営業部長、コンサルティングファームの支社長を務めた後、

コンサルタント会社を設立しています。

建設会社の勤務経験なしにもかかわらず、

建設業界の事情によく精通されているので、驚きました。

営業粗利益率の拡大、

つまり売上高拡大をむやみに目指さないことを基本方針にしています。

営業部門と工事部門の連携を高め、

会社全体でこの方針の実現を目指しています。

著者の建設会社経営改善のモチベーションは２つ。

①絶対できないという人たちを見返すこと。

②その会社の社員の待遇改善を実現すること。

当たり前のことを、シンプルに愚直に取り組むことの困難さは、

建設会社に勤務していたため、よく理解できます。

また、やれば出来るということを見せつけられ、

勇気を与えられました。